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『円卓』(えんたく)は、西加奈子による日本の小説、及びそれを原作とし、2014年6月21日より東宝系で公開の日本映画。『別冊文藝春秋』(文藝春秋)にて2010年9月号・11月号・2011年1月号に連載された。 家族に愛されながらも、不満ばかりが募り、「孤独」を愛する小学3年生の琴子(通称:こっこ)が、ひと夏を通じて成長していく物語。 == 登場人物 == === 渦原家 === 祖父(68歳)、祖母(72歳)、父(35歳)、母(39歳)、三つ子の姉(14歳)と琴子の8人家族。公団住宅のB棟の3階に住んでいる。六畳の居間には、駅前の潰れた中華料理店「大陸」から譲り受けた深紅の円卓(ターンテーブル)がある。 ;渦原 琴子(うずはら ことこ) :家族全員から愛される、本作の主人公。3年2組。好きな言葉は「孤独」。公団住宅の3階に住んでおり、賑やかな家族にしばしば辟易し孤独に過ごしたい、「可哀想」な状況に置かれたい気持ちに駆られる。「あの三つ子の妹」と呼ばれることが何よりも嫌い。 :石太とぽっさん以外は皆「こっこ」と呼ぶが、男子からは「こけこっこ」などとからかわれる。 :初めて聞いた言葉をノートに書き留めるなど知識の吸収に貪欲で賢いところもあるが、口癖は「うるさいぼけ!」で、キレると手がつけられないと学級内では有名。 ;渦原 理子(うずはら りこ)・眞子(まこ)・朋美(ともみ) :琴子の三つ子の姉。14歳。美人。理子はバスケ部に、眞子はソフトボール部に、朋美は手芸部に所属している。琴子が大好き。 ;渦原 寛太(うずはら かんた) :琴子の父。35歳。便利屋で働いている。学生時代はラグビーの選手として活躍した。左上腕部に、若気の至りで入れた碇のマークの入れ墨がある。7人きょうだいの末っ子。琴子を天使のように可愛がる。 ;渦原 詩織(うずはら しおり) :琴子の母。学生ラグビーのチアリーダーをしていた。寛太とは合コンで知り合った。琴子が可愛くて仕方がない。豪快ながら美味しい料理を作る。 ;渦原 紙子(うずはら かみこ) :琴子の祖母。8人きょうだいの長女で、早くに亡くなった母に代わり、弟妹の世話に追われながらも、皆を成人させた後、30歳で結婚した。その後、7人を年子で出産した。琴子を目に入れても痛くないほど可愛がる。石太曰わく、デリカシーがない。 ;渦原 石太(うずはら いした) :琴子の祖父。頑固でひねくれ者。活字が大好きで、印刷工になった。詩織と紙子の相性が良いため、末っ子の寛太と同居している。 :琴子が家族の中で唯一尊敬している人物。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「円卓 (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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